オートファジーとは?ー細胞の若返り効果とデトックス

2021年11月4日

断食(ファスティング)や運動で活性化するといわれている、
「オートファジー」

アンチエイジングや、生活習慣病の予防・改善が期待できる細胞のリサイクル機構。

断食の記事などで取り上げてはいますが、解説します!

オートファジーとは?

2016年大隅 良典教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

細胞内小器官「リソソーム」が細胞内の要らないゴミを吸収・再利用する。

自食作用ともいわれます。

引用:https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/kid/research/autophagy.html

体はタンパク質でできています。オートファジーは細胞内のゴミ・はたまた病原菌などを取り込んでアミノ酸(タンパク質の原料)に分解、それを体はタンパク質に再合成します。

人間が必要なたんぱく質(合成されているたんぱく質)は200g以上といわれています。
それに対してよく言われるたんぱく質の摂取量は成人男性で60~80g
さて、足りない分は・・・・・?

そう!オートファジーでリサイクルされているんですねぇ~。

オートファジーが活性化する条件

①飢餓状態・特にタンパク質(アミノ酸)と糖質の枯渇

②低酸素状態(運動)

オートファジーを止めてしまう要因

多量のアミノ酸(プロテイン)と糖質(インスリン)がオートファジーを止めてしまいます。

オートファジーを活性化させたいならプロテインと糖質はNG
複合糖質でインスリンが出ない程度に摂取するのはOKとされています。

オートファジーの活性化で起こる事

いわゆるアンチエイジング効果が期待できます。その他生活習慣病の予防・改善効果もあります。
主に以下の3つです。

エネルギー効率がUP
細胞内小器官、ミトコンドリアが新しくなります。
ミトコンドリアはエネルギーを生産する器官。効率の悪いミトコンドリアは活性酸素を生み出します。活性酸素は老化の原因です。

内臓の修復
内臓の自己修復機能が高まり、内臓が蘇ります。

高血圧の改善
血管内のプラークが除去される為、血管の健康が保たれます。

普段の生活でオートファジーを活性化させるには?

断食
16時間でオートファジーが活性化します。
断食三日目がオートファジーが最大活性になるらしいです。
断食の記事はコチラ

HIIT
HIITとは、「High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略で、負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法のこと。

やり方は色々あるので動画で検索がオススメ。(私はやらないけど。)

まとめ

オートファジーを活性化するには

16時間以上の断食と運動。
または2つを組み合わせてもいいですね。

生活に上手く取り入れて若返りとデトックスしましょう。