赤ワインが老化を防止する!~レスベラトロールとは?

こんにちは。アル中で健康マニアの受話器オジサンです。

さっそくですが、フレンチパラドックスという言葉はご存じですか?

フランス人は喫煙率・飽和脂肪酸(主に動物性脂肪)が多い食事をしているにもかかわらず、心疾患・血管疾患の罹患することが比較的少ないという説。
その要因の一つが赤ワインに含まれるポリフェノールや、「レスベラトロール」と言われています。

因みに、レスベラトロールを発見したのは日本人なんですよ!

レスベラトロールの健康効果~断食やダイエットと同等の効果が!

レスベラトロールの健康効果は、個人的に断食やダイエットと同等の効果が得られていると感じます。
アンチエイジング効果・ミトコンドリア(エネルギー効率)の活性化・減量効果etc・・・・・。
日常的に取り入れたい抗酸化物質です。

サーチュイン遺伝子の活性化

長寿遺伝子と呼ばれているサーチュイン遺伝子。その働きを活性化させます。

カロリー制限や運動によって増えるNADという補酵素をレスベラトロールが使いやすくする働きがあり、
NADが増える事でサーチュイン遺伝子のスイッチがオンになります。

因みにNAD補酵素は、ビタミンB3(ナイアシン)を必要とします。

ミトコンドリア機能の活性化


レスベラトロールが、エネルギー生産の管理人AMPキナーゼを活性化させます。
ミトコンドリアは酸素と糖質・脂質からエネルギーを生産する生産工場。
そして、AMPキナーゼとは飢餓やハードな運動などで活躍する酵素になります。


運動や飢餓で酸素と糖が不足すると、生産の管理人AMPキナーゼが活性化し脂肪細胞や糖からミトコンドリアに「原料」が流れ込む様になります。
本来であれば運動や断食などでAMPキナーゼを刺激を放出してやる必要がありますが、レスベラトロールは直接活性化させる働きがあります。

要はハードな運動や断食をしなくてもエネルギー効率が上がるって事ですね。

ダイエット効果

カロリー制限をしなくても、カロリー制限をしたのと同じ効果が得られるものの事を「CRミミックリー」といいます。
レスベラトロールの他にもイチゴに含まれるフィセチン、玉ねぎやリンゴに含まれるケルセチンなどにも効果はありますが、レスベラトロールはより「CRミミックリー」の効果が高いと言われています。

また、レスベラトロールは中性脂肪の燃焼や動脈硬化を防ぐ「アディポネクチン」の分泌量が増えることが分かっています。

要はカロリー制限をしなくてもいいって事ですね。食いしん坊万歳。

その他の効果

血圧の低下
肝臓脂肪の低下
肝機能の改善

などの効果が報告されています。

レスベラトロールが含まれる食品

赤ワインやブドウの果皮に多く含まれ、他にアーモンドやピーナッツの薄皮、リンゴの皮やザクロ、イチゴなどにも微量ですが含まれています。

ワインを飲むなら赤ワイン。ブドウは皮ごとですね!
特に熟成された赤ワインは発酵効果で、レスベラトロールの含有量が多いと言われています。

まとめ

アルコールに対するネガティブな論文や文献は多数ありますが、赤ワインはこのレスベラトロールや、その他のポリフェノールのおかげでポジティブな意見が多いですね。
日に1~2杯の赤ワインは健康に良いとされています。受話器オジサンは750ml位余裕ですけど。

サプリメントで取る場合は特に副作用もないとの事ですので、慢性疾患がある方もオススメ。
慢性疾患予防には低用量、慢性疾患改善には高容量で摂取してもいいですね。

特にトランス型レスベラトロールが薬理効果が高いと言われています。

値段も高いですね・・・・・

アル中の受話器オジサンは赤ワインで摂取していますよ!