美肌や血圧改善ー麹の健康効果とは

2021年11月7日

日本の「国菌」麹。

味噌・醤油・日本酒など、日本人にはなくてはならない存在ですね。
調味料だけでなく、麹菌そのものの健康効果も高いんですよ!

麹とは

カビの仲間である麹菌を主に穀物に発酵・繁殖させたもの。
米+麹=米麹(米糀)
麦+麹=麦麹
豆+麹=豆麹

黒麹
泡盛などで使用されています。

黄麴
日本になじみの深い麹。味噌、醤油、酢、酒などが造られています。

紅麴
中国の老酒・紅酒・沖縄の豆腐ようで使われています。

白麹
焼酎で使われています。

かつお節菌
鰹節を作るのに使われています。

麹の健康効果

酵素の宝庫!
アミラーゼ・・・・・・でんぷん(糖質)を分解して糖にする酵素
プロテアーゼ・・・・・タンパク質をより小さなアミノ酸にする酵素
リパーゼ ・・・・・・脂質を分解する酵素
セルラーゼ ・・・・・セルロース(食物繊維)をオリゴ糖に分解する酵素

100種類もの酵素があって、その全てはまだ解明されていません。スゴイ。
酵素が消化のサポートをしてくれるので、消化力や胃酸の弱い方に最適です。

腸内改善
麹菌酵素が腸内の善玉菌であるビフィズス菌を著しく増加させることが分かっています。

免疫強化
マクロファージが活性化する事により、免疫力が高まります

血圧を抑える
麹に含まれるGABAが血圧を正常にしてくれます。

アンチエイジング
麹に含まれる抗酸化物質ではコウジ酸やポリフェノールの一種、フェルラ酸。そして「最強の抗酸化物質」として注目されているのがエルゴチオネイン。
抗酸化作用が強く、DNAの損傷や過酸化脂質の生成を防ぐ働きが期待されています。また抗酸化作用に加え、光による肌の老化を抑制する効果があるといわれており、美容の面からも注目されている成分です。

麹の効率的な取り方

麹の酵素は熱で失われる為、「生」がいいでしょう。

オススメは「塩麹」「醤油麹」「麹水
市販のものは加熱殺菌されていますので、自分でつくりましょう。簡単ですよ!

塩麴の作り方

受話器オジサンの塩麴

塩40g(天日塩)
米麹(乾燥でも生でも)100g
水ヒタヒタにテキトー

①麹と塩をよく混ぜる
②テキトーな容器に入れる
③水をヒタヒタに入れる。乾燥麹の場合、水を吸うので時間を置いてヒタヒタにしてください。
④1日1回かき混ぜて空気を入れる
⑤1週間~2週間常温で熟成させる
⑥米粒が柔らかくなったら完成。冷蔵庫へIN

醬油麴の作り方

受話器オジサンの醬油麴

こっちは塩麴よりもっと簡単~

米麹 お好きにどうぞ
醤油 ヒタヒタに

①麹をテキトーな容器に入れて醤油をヒタヒタに入れる。
②乾燥麹の場合、水分を吸うので時間を置いてヒタヒタに。
③1日1回かき混ぜて空気を入れる
④ 1週間~2週間常温で熟成させる
⑤米粒が柔らかくなったら完成。冷蔵庫へIN

ファスティングでも使える!麴水の作り方

米麹100g
水500cc

①米こうじを不織布にいれ、外に出ないように結ぶ。
②容器にいれて水をそそぐ。
③冷蔵庫で8時間以上、約一晩寝かせる。

断食の記事はコチラ

麴水の詳しい記事はコチラ

まとめ

本当は出来立ての「甘酒」を飲むのがいいんですが・・・メンドイ。
ヨーグルトメーカーやスロークッカーがある人は作ってみてもいいかもしれません。

塩麴や醤油麹は調味料として使えるので、納豆やサラダのドレッシング、豆腐にかけたり・・・と
毎日少量でいいので摂取しましょう!
少量でも健康効果があるといわれていますよ!

私は醤油麹や塩麴をドレッシングで使ってます。

麹ドレッシング

塩(醤油)麹 大さじ1
油(オリーブオイル・えごま油・亜麻仁油・MCTオイル) 大さじ1
酢 小さじ2

これをベースに、すりごま・マヨネーズでコクをプラスしても美味しい。

受話器オジサンオススメ自家製ゴマダレドレッシング
マヨネーズ 大さじ1
すりごま 大さじ1
良質な油 大さじ1
塩(醤油)麹 小さじ2
麺つゆ(三倍濃縮)小さじ1
酸味が欲しい場合 酢を少々

野菜だけじゃなくて、肉にぶっかけてもうまい!