糖尿病の話~糖尿病とは?まずは基本から
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受話器オジサンの母親は、私が幼少期から1型糖尿病でした。
今の知識が10年前からあればもしかしたら「寛解」までもっていけたかも?
糖尿病は一般的には完治しないと言われています。
「寛解」です。「全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。」
だそうです。
んなこたぁねえだろ。と思います。
こんな場末なブログを見て頂いている方は、僅かな希望をもって覗いているんだと思います。
ダイエットに共通する知識もありますので、取り敢えず基本からどうぞ。(チョット複雑で長い記事です。)
糖尿病とは?
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糖尿病とは簡単にいうと、血中のグルコース(ブドウ糖)濃度が高い状態になってしまう病気です。
尿に糖が出る病気ではありません。
糖尿病でも尿に糖が出ない人もいますし、健康でも尿に糖が出る人もいます。
1型糖尿病
生活習慣とは無関係に発症します。
自己免疫疾患やウイルスがきっかけとなり、膵臓機能がダメージを受けることで発症するケースがあります。
2型糖尿病
生活習慣が原因で発症します。
ストレス・食べすぎ・運動不足などが原因で発症します。
血糖値を下げるホルモン「インスリン」が効かない・効きにくい状態。
最近の論文では、血糖値を上げるホルモン「グルカゴン」の暴走が原因とも言われています。
糖尿病になるとどうなっちゃうの?
初期の頃には特に自覚症状はありません。
放置すると確実に進行していき、
失明・網膜症
腎不全(透析)
動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞
などを起こします。
糖の消化と血糖値
糖尿病を知るには、糖の消化と代謝の仕組みを理解する必要があります。
単糖類と多糖類
最終的には消化酵素によって単糖類まで分解されます。
単糖類と多糖類のイメージは👇
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糖の消化と吸収
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糖は胃で消化され小腸から吸収されます。
👆の様に糖の粒の数が多いほど消化が難しく、時間がかかります。
オリゴ糖は大腸まで届き、腸内細菌のエサになります。
👉の図の様に糖は小腸から吸収され、
インスリンによって筋肉や細胞、肝臓に。
余った糖は脂肪になります。
血糖値
分かりやすく言えば血液の中のブドウ糖の値になりますね。
食事をして小腸から糖が吸収されれば高くなるし、筋肉や空腹で使われれば低くなります。
血糖値が高い場合
血糖値が高い場合、膵臓からインスリンが放出されて肝臓や筋肉やに糖が取り込まれて、さらに糖が余った場合脂肪に変換して血糖値が下がります。
血糖値が低い場合
生命状況の危機です。
肝臓や筋肉からグルコースが放出されたり、グルカゴン・カテコールアミン・コルチゾール・成長ホルモン・アドレナリンを放出して血糖値を上げます。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけ
血糖値を上げるホルモンは多数存在します。なぜなら生命の危機だから。
本来数万年の間人類は飢餓との戦いでした。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけと書きましたが、それすら片手間の機能なのです。
本来インスリンは貯蔵のホルモン。タンパク質や脂肪、糖質を貯蓄する役割で、結果として血糖値が下がっているにすぎません。
インスリン抵抗性って?
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インスリン抵抗性とはまあ、文字通りインスリンが効きにくいって事。
👉の様にインスリンが出てきて合図を送り、ブドウ糖を血中から細胞内に取り込む命令を出します。この命令を受けて、糖の運び役(GLUT4)がブドウ糖を血中から細胞内に運び込んでいます。
ブドウ糖の取り組みシステムを邪魔する炎症性物質(TNF-α)が増えた結果起こると考えられています。
インスリンがGLT4の「鍵」になってるんですが、インスリンが来ても
鍵が開かない状態がインスリン抵抗性です。
内臓脂肪がインスリン抵抗性を高める
脂肪細胞から出る生理活性物質の中のTNF-αという物質がインスリン抵抗性を高めたり、血管壁に炎症を起こします。
さらには血圧を上げるアンジオテンシノーゲンという物質も出します。
内臓脂肪は減らしましょ。
まとめ~糖尿病とダイエットの共通点
少し長くなりましたが、糖尿病とダイエット(減量)の共通点にお気づきですか?
そう。インスリンが脂質をため込むんです。
ケトン体の話でもふれましたが、
産婦人科医 宗田 哲男さん著書で、妊娠糖尿病の人がインスリン注射で激太りした
なんて妊婦さんのエピソードも。
糖尿病や肥満の人は短期的に糖質制限(ケトジェニックダイエット)を実施すべき!
と受話器オジサンは考えます。
逆に言うと、長期的な糖質制限はやらないほうがいい派です。
なぜなら世界の長寿者はほぼ穀物食だからです。
糖質制限の良し悪しはまたの機会に。
そして糖尿病改善の考え方は次の機会で。
ケトン体(ケトジェニックダイエット)や断食の記事はコチラから。
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