日本の農薬の闇~使用量は世界3位

2022年4月6日

国産って本当に安全なんだろうか?
中国産の野菜なんて買わねえからwwwwと思っていた事もありました。
でもじつは五十歩百歩。目くそ鼻くそなんです。


日本の食を全て疑いたくなる事が起きました。
とある本を読んだことによって・・・・。

トランス脂肪酸の場合もそうなんだけど、日本の基準は緩すぎ。
だから全ての病気が右肩上がりなんですよ!

日本の農薬使用量は世界3位

現在、農業では「ネオニコチノイド系農薬」略してネオニコが使われています。
ネオニコチノイド系農薬に限らずですが、日本の農薬使用量は世界第三位です!
1位 中国
2位 韓国
3位 日本

4位はオランダですが、オランダは花の栽培が盛んなのでこの数値になっているそうです。

日本の農薬基準の緩さ~お茶の基準はヤバイ

日本の農薬基準は海外と比べると緩い。

お茶の農薬残留基準ではEUの2500倍
米や大豆の500倍・1000倍高い数値。
お茶はコーデックス(国際食品規格)委員会の基準を超えている為、無農薬のお茶しか輸出できません。

その他の農産物の農薬基準もEUなどと比べると緩くなっています。

ネオニコチノイド系農薬の効果と危険性

多くの生物は、脳から信号を受けると、神経細胞の先端にあるシナプスなどで電気信号をアセチルコリンに変換して放出し、これがアセチルコリン受容体というところに結合して情報が伝わる仕組みになっています。

ほぼすべての生物は、アセチルコリンなしに生きていけないと言われ、ネオニコは昆虫のアセチルコリン受容体にくっついて神経を興奮させ続けることで殺す仕組みだそう。

人間の受容体は、昆虫とは形が違うのでくっつきにくく、安全だと言われてきました。

ミツバチの大量死にネオニコチノイド系農薬が関係しているのではないかという疑惑。

ネオニコチノイド系農薬が登場したのは90年代。
人に安全な殺虫剤として売り出されましたが、世界各地でミツバチが群れごと消えた事で問題になりました。
DDTという農薬がありますが、実はネオニコのミツバチへの毒性はその数千倍とも言われ、何らかの影響があって当然だろうと言われています。
人間にも神経毒性がある事が判明し、EU・韓国・ブラジルなどでは使用が禁止されているけれども
日本では何故か緩和されている

ネオニコチノイド系農薬が病気や肥満・不妊の原因に?

ネオニコチノイド系農薬は水に溶けやすく、植物の根っこから吸収され全体に浸透。虫が葉っぱを食べると死ぬしくみになっています。
さらに、油にも溶けやすく細胞膜も通過し、脳にも簡単に侵入します。当然胎児にも。
植物の内部に浸透しているので洗っても落ちません

トキが繁殖しない原因がネオニコチノイド系農薬?影響は当然人間にも

佐渡ヶ島では、野生のトキが繁殖しない事に頭を悩ませていました。そこで農薬の毒性について調査をしてみると、動物実験で卵巣や精巣に影響を及ぼす事が判明します。
ネオニコチノイド系農薬を取り扱わない取り組みを自治体レベルで導入した結果、2012年にようやく自然のトキのヒナが誕生しました。

ネオニコチノイド系農薬が抗酸化酵素を著しく減少させ、活性酸素が卵巣や精巣を攻撃する事で不妊の原因になる事が、上記の動物実験で判明しています。
活性酸素は体を著しく酸化・炎症を引き起こし、ガン・糖尿病などの生活習慣病の原因になります。

ネオニコチノイド系農薬で肥満やアレルギーに

無毒性量の100分の一というネオニコチノイド系農薬を高脂肪食と一緒にマウスに食べさせる実験。
脂肪細胞は1.5倍に増えたといいます。
さらには腸内の善玉菌を減らし、腸内細菌叢に影響を及ぼす事が分かっており、体内の炎症が助長され肥満や慢性疾患・アレルギーの原因になります。

ネオニコチノイド系農薬と上手に付き合う

日本の農薬量は半端ない。しかしながら生活する上で避けられないので、どう付き合うか?
ここが問題です。健康を考えれば無農薬の野菜を買うのが一番ですが・・・・

洗う

内部に浸透したネオニコチノイド系農薬を洗う事はできませんが、せめて表面の農薬は洗いましょう。

①水で洗う
②重曹・塩で洗う
③野菜専用の洗剤で洗う

農薬は基本は酸性。アルカリ性の物で洗う事である程度は落ちます。

オジサンはコレを使っています

皮をむく

皮をむく事で表面の農薬は落とす事ができます。
しかしながら、野菜の栄養や抗酸化物質は皮付近に含まれている事が多いので適度に。

旬の食材を使う

旬の食材は虫なども付きにくい為、農薬は少な目になっているそうです。
ハウス栽培よりは路地栽培を選ぶのがベスト。
クリスマスのイチゴとか危険。

お茶は無農薬か焙煎したもの

緑茶は健康効果が高いスーパーフードですが、自分で農薬を除去する方法がありません。
是非無農薬の物を購入しましょう。
さらに、ネオニコチノイド系農薬は焙煎でほぼ無毒化するそうです。
焙煎した茶葉であれば比較的農薬の量は少なくなります。ほうじ茶とか。

緑茶の記事はコチラ

まとめ

日本の農薬基準は極めて緩く設定されています。
日本の構造上の問題や消費者の問題だと思います。
形の悪い野菜を買わない・むしろ売っていない。農協ではじかれる。

自然栽培の野菜は比較的小ぶりで形の悪いものが多いですね。
調理する野菜の場合は普通の野菜。漬物やサラダは出来るだけ無農薬で。
というのが私のスタイルです。野菜の表面に付着している「菌」も一緒に摂取するのが体にいいのです。

高いけどたまには無農薬のお野菜を食べましょう。たまにでいいから。

ネオニコチノイド系農薬は尿から排泄されるそうなので、断食やサウナでデトックスもいいですね!